ルンバ577

ルンバ577(ルンバ公式サイトより)


我が家では、午前11時に、タイマー設定でルンバが掃除を始めてくれます。
おかげさまで、ホコリや髪の毛など、日々気になるものについては、ある程度おまかせで掃除できています。
買うときは正直どうだろうかと思ったんですが、今となっては、もうルンバなしの生活は考えられません。
毎朝文句も言わず、誰にも指示されることなく、健気に一時間かけて部屋を掃除してくれるんです。ときどき、落ちているものを巻き込んで止まったり、椅子の下にはまってでられなくなったりもするけど、それがまた「かわいい」。
自律的に動作するものに、人間はそういう擬人化というか、愛着を持ってしまうのかもしれません。
機械がエラーで止まると腹が立ちそうなもんですが、ルンバについては、愛着もあるせいかあまり腹が立ちません。なにより、ルンバが止まる原因は、たいてい人間が作っています。掃除できないように、床にものを置いているのが悪い。


ルンバの副作用

実は、ルンバがすごいのはそこで、彼がちゃんと仕事をするためには、床を開けておく必要があります。
床にものが散乱していない状態…すなわち、ルンバのために部屋が片付くんです!
これは、買うまで気づかなかったいい副作用でした。すばらしい。
2歳半になる息子も、「ルンバさんのお仕事があるからお片づけ」というと、いつもという訳にはいかないですが、敷設したプラレールの線路を片付けてくれたりもします。
ルンバという「ソリューション」、ほんとに良くできています。
日中は外出しているマンション住まいの方なら、間違いなくお勧めです、ルンバ

ちょうど、こんなニュースが出ていました。
日本の家電各社が掃除ロボット「ルンバ」を作れない理由…国内製造業の弱点

 「技術はある」。パナソニックの担当者はこう強い口調で話しながらも、商品化しない理由について「100%の安全性を確保できない」と説明する。
 例えば、掃除ロボットが仏壇にぶつかり、ろうそくが倒れ、火事になる▽階段から落下し、下にいる人にあたる▽よちよち歩きの赤ちゃんの歩行を邪魔し転倒させる-などだという。
 家庭で使う家電製品の第一条件は「安全性」だ。一方、日本の製造業は「リスクを極端に嫌う」傾向が強いため、開発の技術力がありながら、獲得できる市場をみすみす逃しているケースも指摘されている。
 例えば、医療機器は製品の欠陥が人の生命に直結することが多い。事故を起こせば、メーカーに大きな打撃となり、会社の存続を揺るがす事態に発展することもある。
 医療機器に使うという理由で、リスクに対する懸念から部材メーカーが材料供給を躊躇(ちゅうちょ)する「部材供給拒否問題」も起きており、経済産業省などが実態調査や対策に乗り出すといった動きもある。

訴訟社会のアメリカにできて、日本にできないわけがない。できない言い訳のようにも見えます。
実際、東芝がルンバっぽいやつを出すみたいですしね。
とはいえ、ルンバが自動掃除機の代名詞になってしまった段階で、すでに「負け」なわけですが。
デザインも、ルンバのほうがかわいい…。


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