18禁ゲーム(人殺し的な意味で)ばかりでリビングに置いておけなくなったXBox360を、不謹慎ながら仕事部屋に持ってきています。
今まではテレビにHDMI端子でつないでいましたが、仕事部屋にあるのは、DVI、VGA、コンポーネント、コンポジットの入力がある液晶ディスプレイのみ。
そのうち、DVI端子は、Macbook Proが使うためふさがっています。そうなると、実質VGA端子しか開いていません。
そのため、映像は(Xbox 360用)VGA HD AV ロングケーブルを使ってVGA接続、音声は赤白のステレオピンプラグで出力させることにしました。
純正のXbox 360 VGA HD AVケーブルもあります。
音声については、今までは、ステレオピンプラグをステレオピンジャックに変換してPC用のスピーカーにつないでいたんですが、ハードディスクを増やしたため、スピーカーのためにコンセントを開けて置けなくなってしまいました。
そこでいろいろ検討した結果、Macbook Proのスピーカーから音を出させることにしました。
(イヤホンやヘッドホンが苦手なので…)

音声の出力(LineIn)


下記のAudio Essentialsを入れたあとの設定


Macbook Proにはマイクの入力端子があるので、そこにピンプラグを繋げば、Macに音が入力されます。環境設定の「サウンド」で入力が確認できるはず。
…が、実はそれだけではスピーカーには音が流れません。スピーカーから音を出すためには、入力と出力を繋ぐ必要があります。
そこで利用するのが「LineIn」というアプリケーション。
これをたちあげて、Input Fromを「Built-in Input: Line in」に、出力を「Built-in Output: Internal Speakers」にして、Pass Thruボタンを押せば、ライン入力がそのまま、スピーカーに流れます。

音質の改善(Audio Essentials for Mac)


有料版の画面


音は出たものの、Macbook Proのスピーカーは、そのままでは残念な音しか出て来ません。
本当なら、何万円かするスピーカーを買うといいんですが、今回はそもそも外部スピーカーなしが前提。Macのみでなんとかしたい。
そこで登場するのが「Audio Essentials for Mac」。
有料版と無料版があります。自分は買いましたが、正直買うほどではありません。無料で十分です。
これを立ち上げると、出力先がSoundflowerという仮想の音声デバイスに自動的に切り替えられて「音が変わり」ます。
そう、音が変わるんです。音に厚みが出て、聞こえなかった音が聞こえるようになります。まるで別のスピーカーのような。いい耳を持っている人の評価は良くないんだとは思いますが、シロウトが聞く分には、もう十分驚きに値します。音量を上げると、本体が軽く振動するのがちょっと心配なくらい。
Macbook Airは、更にスピーカーが改良されているため、その効果は絶大だとのこと。
ゲームでも音楽でも、これは一度はためしてみていただきたいです。

ただし問題が2つ

ただし、現状で2つの問題を確認しています。
一つは、音そのものの問題。
まだゲームとしては、UBISoftの「ファークライ3」「アサシン クリード II」しか試していないんですが、後方(視界外)から聞こえる音について、通常のスピーカーならこもった音として再生されるものが、無線を通して聞こえるような、低音がカットされたノイジーというか不自然な音として再生されてしまいます。
それ以外の、正面方向からの音については全く問題ありません。
同じメーカーのゲームなので、なにか同じ特性があるのかもしれませんが、結構気持ちが悪いもんです。
Audio Essentialsの問題かと思ったら、オフにしても特性が変わりません。
ヘッドホンで聞くと特に問題はないので、Macのスピーカーの特性でしょうか…謎です。

もう一つは、音が出なくなる問題。
Audio Essentialsを立ち上げたまま画面を閉じてスリープさせると、かなりの確率で、復帰させた時に音が鳴らなくなります。
その場合、一旦Audio Essentialsを終了して、システム環境設定を開き、サウンドの「出力」を、Soundflower(2ch)から「内蔵スピーカー」に戻してやる必要があります。
発生条件がまだよく分からないんですが、スリープ復帰時にほぼ起こる不具合です。
ショートカット(Option+fn+F10またはF11またはF12)でシステム環境設定のサウンドを直接呼び出せるので、覚えておくと便利です。
再現率を考えると結構致命的ではあると思うんですが、一向にアップデートされる気配がありません。購入を強く勧められないのは、そういうところからです。

若干問題は残っているものの、Macbook Proのスピーカーを活かすには、上記の方法がベストではないかと思います。
LineInとAudio Essentials、一度お試しあれ。


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