沖縄のAMラジオがBGM

夏のはじめに沖縄に行った際にドライブしながら聞いたラジオが、旅先での高揚感もあってか非常に楽しげで忘れられず、帰ってきてからすぐに「radikoプレミアム」に申し込みました。
それ以来ずっとほぼ毎日、横浜にいながら琉球放送RBCiラジオがBGMとして流れています。

沖縄はラジオの聴取率が飛び抜けて高いと聞いたことがありますが、RBCiラジオは、それを裏付けるかのように独自制作の番組が多く、どの番組のパーソナリティも、リスナーの投稿も個性があって明るく芸達者。日中に関しては、AMラジオ独特の「湿っぽさ」が全くありません。
沖縄という地域は「キャラ立ち」していて外から見ても個性が明確ですが、その期待通りのキャラクターの放送を聞くことができます。

ローカルCMでいろいろ覚えて、考えた

さすがに平日毎日聞いていると、CMは大体覚えてしまいます。CMソングもバッチリ歌えるw
酒は飲まないので知識はほぼゼロですが、沖縄料理の店にランチに行った時、ラジオで聞いた泡盛の銘柄がパッと目に入りました。知らなければ目にも留めません。
お店やサービスなんかは、さすがに地元に住んでいないと利用する機会はありませんが、これだけ名前を覚えてしまうと、今度沖縄に行って見かけた時は、名前を知らない同業他社よりは、知っているソコを選択肢の一番上に持ってくるでしょう。

  • 他地域で
  • 覚えるくらいヘビーにラジオを聞く

というなかなか厳しい条件ではありますが、

  • 他地域のラジオ番組のファンになる
  • 聞くうちに地域の風俗、お店、サービス、商品などを覚えてしまう
  • 消費行動のきっかけになる

というパターンはゼロではないなぁと思いました。

ラジオはなかなかスポンサー獲得に苦慮していると、随分前から聞いています。
全国の人が聞いているかもしれないという視点で、スポンサーし、ブランド認知のためのCMを流すのもありかもしれません。
スマホのおかげでどこでも聞けて、テレビのように場所も時間も拘束せず、ルーチン性が非常に高いラジオ。オワコンと言われたりもしますが、ある意味、なんでもマルチタスクな今の時代にあっている気がしてきました。

ラジオ好きの、贔屓の引き倒しかなぁ…。

こういう時代が夢だった。

ラジオには高校生くらいの頃からハマりだし、全国のラジオ番組を網羅したムック(当時はそんなのがあった)を買っては、電波の届かない地域のラジオに憧れたり、中国や朝鮮半島の電波と闘いながら、東海地方では聞けなかったオールナイトニッポン第二部のために、寒い中ラジオをもって外に出たりしていました。
フリーランスになってからは、否応なく一人で過ごすことが多くなったため、トークの多いAMラジオにはずいぶんと支えてもらったもんです。
20世紀末ごろからreal playerなどでの配信型のネットラジオが始まり、iBookとAirH''をクルマに乗せて、運転しながら聞けないか、試行錯誤していました。
いつかはそういうふうにネットワーク経由でどこでもラジオが聞けたら…とぼんやり思っていましたが、こうして全国のラジオをほぼ自由に聞けるようになったことは、まさにMy dream has come trueだったと言えます。

まだまだ制約も多いですが、月額350円でこれだけできれば、もう十分だと思います。


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